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  • 執筆者の写真asami

上級救命技能の再講習を終えました。

店を開業して直ぐに、スタッフ2名で東京消防庁 消防総監の「上級救命技能認定証」を取得しました。

3年目の更新時期に来ていたため、昨日、再講習を受講し、無事に新しい技能認定証をもらうことができました。


当店のお客様は比較的年配の方が多く、いざという時に救急車が到着するまでの間、何をしたら良いのかを考えて、この資格を取得しました。


現在、東京都内における 119 番通報からの救急車到着までの平均時間は7~8分です。人の脳は大量に酸素を消費することで稼働しているので、酸素供給が 5 ~ 6 分停止したならば脳の活動継続が完全に止まります。それ以後酸素供給が再開したとしても、脳は活動を再開しないため死亡することになります。呼吸が止まり心停止の状態から8分で救命率が約10%に近づくと言われています。従って、救急隊が到着するまでの間に、現場に居合わせた人(バイスタンダー)による応急手当が、人命を救うために非常に重要な役割を担うわけです。応急手当を行うことによって、その8分の救命率が約3倍に高まります。


応急手当と言っても、その方法を知らなければ何も出来ません。せいぜい 119 番通報して、傍で救急隊を待つくらいしか普通は出来ないものです。最近では、いたるところで「AED(自動体外式除細動器)」を見かけると思います。突然、心肺停止に陥る原因の多くは『心室細動』という不整脈によるものです。心室細動に対する「AED」の効果は、電気ショックが1分遅れるごとに救命率が約 7 ~ 10%ずつ低下していくため、心室細動を起こして倒れた場合は1分1秒でも早く「AED」で電気ショックを行う必要があります。

ただ、この「AED」も、使ったことのない人にはまず使用できません。知識があれば簡単な装置ですが、全く触ったことのない人にとっては、ハードルが高いと思います。


というわけで、皆さんも、是非、最低限の救命救急の知識と技能は持っておいて欲しいと思います。家族や大事な人を守れるか、守れないかは、ちょっとした知識の有無で運命が変わってしまうかもしれません。


行動力のある方は、是非、お近くの消防署で受講して下さい!




 

(参考)

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