かのロシア皇帝アレクサンドル二世(1818~1881)は、フランスの高級シャンパーニュハウス「ルイ・ロデレール社」のシャンパーニュを愛飲していました。「ガラスではなくクリスタルのボトルに入った皇帝専用のものを造ってほしい」と要請されたそうです。クリスタルのボトルは頑丈で割れにくい上、透明で色の変化がすぐに分かり、毒物を使った暗殺を防ぐのに最適でした。小型爆弾が仕掛けられないよう、ボトルの底にはくぼみも造りませんでした。すべてが皇帝のための特別仕様。最初はバカラ製だったといいます。
フランスからロシアに運ばれる際、品質劣化を防ぐために黄色の特別なセロハンでカバーされましたが、現在もこの歴史あるセロハンに包まれて売られています。
さて、このくぼみが無いボトルを捨てるには惜しいので、今回はディフューザーを作ってみました。
さすがに、これからの季節は乾燥もしませんし、市販の加湿器ではパワーがあり過ぎて必要ないので、ボトルサイズくらいがちょうど良いかと。
さらに、ボトルの底が平なので、IP68仕様防水のイルミネーション装置を沈めて、インテリア加湿器に仕上げてみました。水を満たして、7~8時間の連続使用が可能です。
動画では、分かりやすいように敢えて色を忙しなく変えていますが、実際はもっとゆっくりと色が変わり、落ち着いた雰囲気を醸し出せます。
#ルイ・ロデレール,#クリスタル,#ディフューザー
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