２年振りの蒸留所巡りは、前回のニッカ・宮城峡蒸溜所からさらに北に位置する、念願の「余市蒸留所」です。
ここには、長い間行ってみたいと思いながら、なかなか実現しないままでしたが、やっと行く機会が出来ました。
この時期は、例年なら積雪があって、見れない場所もあるようですが、今回は気温が氷点下まで行かず雨が降っている状態でした。
何といっても、やはりNHKの連ドラ「マッサン」で火が付いた余市蒸留所ですね。
あの、シングルモルトの本場であるスコットランドですら、2005年にグレンドロナック蒸留所の石炭直火蒸留が廃止になり、今や世界で唯一、余市蒸留所だけがポットスチルの石炭直火焚きを継承する蒸留所となったわけですから、見学しないわけにはいきません。
また、連ドラで有名になった、竹鶴政孝とリタ夫妻が暮らしていた私邸の母屋の復元邸にも上がり、部屋の様子を見て来ました。
一通り見学した後は、余市蒸留所でしか味わえない余市の原酒と、終売品である「竹鶴17年」と、「竹鶴21年」を飲み比べしました。やはり酒齢が行っている方が、まろやかで飲みやすく感じました。
生憎の雨模様でしたが、そのお陰で雪も融け、とにかく念願だった余市蒸留所を見学することが出来て、満足な一日でした。